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JTCストレス図鑑 / No.024 / 人間系

「お前のためを思って」

編集部仮説

主な症状

思っているのは、たぶん本当。だからこそ断りにくい。「今のうちに苦労しておいたほうがいい」の後に続く提案が、こちらの3年の使い道を決めてしまう。断ると、相手が少しだけ悲しそうな顔をする。

生態

長く同じ会社にいる前提の時代には、上の人が歩いた道が、そのまま下の人の最短ルートだった。だから助言は経験に裏打ちされていて、当時は本当に正しかった。ずれているのは中身ではなく前提のほうで、一つの会社にいる期間が短くなった時代には、同じ道が同じ場所に着くとは限らない。

対処法

  1. 相手の善意と提案の中身を分けて受け取る。「ありがとうございます」と「持ち帰って考えます」は、同時に言える。
  2. 「なぜそれが自分のためになるんですか」と1つだけ質問する。理由が具体的なら使える助言、抽象的なら世代の記憶。どちらでも失礼にはならない。
  3. 同じ人から3回、同じ結論の助言をもらったら、その人の地図の端まで来たということ。別の地図を持つ人(他部署、中途入社の人、社外)を1人見つける。

Love? の視点

自分のキャリアを気にしてくれる人がいる環境は、それ自体が資産で、外に出ると誰も心配してくれないことにまず驚く。助言を断ることと、その人を否定することは別の行為。この2つを切り離せるようになると、残るのも出るのも、ずいぶん息がしやすくなる。

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