JTCストレス図鑑 / No.025 / 人間系
「最近の若い人は」
編集部仮説
主な症状
30年前にも言われていた。20年前も、10年前も言われていた。今それを言っている人自身が、かつて同じことを言われていた側だという話は、あまり出てこない。
生態
組織の記憶は、上の世代のほうが長い。長い記憶は「昔はこうだった」の材料になりやすく、比較の相手はたいてい若かった頃の自分になる。そして若い頃の自分は、時間が経つほど有能になっていく。これは誰の中でも起きる、記憶の仕様のようなもの。
対処法
- 反論しない。この言葉は結論ではなく前置きであることが多い。3秒待つと本題が出てくる。
- 「昔はどうだったんですか」と聞いてみる。世代論が経験談に変わると、こちらが得をする。制度の変遷を知っている人は、社内で最も価値のある情報源。
- その言葉が具体的な指示や評価に接続してきたら、そこだけ切り出す。「今の件だと、何をどう直せばよいですか」。世代の話は、業務の話に降ろすと自然に消える。
Love? の視点
世代でくくる言葉はおそらくどの組織にもあって、外に出れば「前の会社ではこうだった」という別の形で再会する。自分が10年後にこの言葉を言わない保証も、実はない。この種の観察がいちばん役に立つのは、自分が上の側になった日かもしれない。
目撃談
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